一般的にシフト管理は勤怠管理のために行うが、看護師の場合はそれだけではありません。
看護師一人ひとりが無理な勤務にならないように、勤務状況がが誰かに偏ったりしないようにシフト管理されているのです。
特に病棟勤務の看護師は、その時々で勤務時間が変わる不規則な日勤や夜勤など、シフト管理がとても複雑で重要になってきます。
連続勤務や休日出勤が増えれば健康面に影響が出るし、休日が希望道理に行かないことが多くなったり急なシフト変更があれば不満が溜まるでしょう。
この様なシフト管理では看護師のやる気を削ぐ結果になります。
では、どうすれば皆がやる気の出るシフトを作成できるのでしょうか?
その解決方法として挙げられるのが、「ルールを作る」という事です。
まずは出来るだけ早く皆に希望勤務・休暇を提出してもらいます(この時、必ず期限を決めておきましょう)。
それらの希望を基にシフトを作成していくのですが、この時にもルールを決めます。
例えば、連続出勤は4日までとか、土日の休みは均等に分けるなどを決めておけばシフトを組みやすくなるでしょう。
どうしても希望に添えない看護師には、面談を行い納得してもらい、次のシフトの時は希望が通る様に作成し、不公平をなくすよう心がけなければなりません。
また、病欠や忌引など急なシフト変更になった場合、頼みやすい人や独身看護師にしわ寄せが行きやすいため、その月が終わる頃に実際は誰がどのような勤務になったかを見直すとしわ寄せにあった人がわかるでしょう。
更に、最近はシフト管理のアプリやソフトなどが出ていますので、これらも上手に使いながら看護師がイキイキと働けるようなシフト管理をしてもらいたいものです。